水沢鋳物工業協同組合について

水沢の鋳物産業は、60社の鋳物工場と40社の鋳物関連工場が一大産地を形成しております。産地の歴史は平安時代の末期(1088年)ごろから始まり、平泉文化と深いかかわりを持っています。

代表的な生産品は、伝統ある鉄瓶・鉄鍋・風鈴でおなじみの「南部鉄器」、自動車部品・建設機械・農業機械・工作機械の「産業機械鋳物」です。当組合は、産地振興を目的として未来に伸びゆく活力ある共同事業を展開しております。

当組合は、岩手県南地区に事業所があり鋳物業を経営している中小企業の組合員によって、昭和29年11月に設立されました。組合員の相互扶助の精神に基づき、必要な共同事業・自主的な経済活動の促進・経済的かつ社会的地位の向上のため下記の事業を実施しております。

  • 組合員が生産する製品の共同販売
  • 組合員が必要とする生産資材の共同購入
  • 組合員の取扱品の共同秤量(トラックスケール40t1台)
  • 組合員の事業に関する経営と技術の改善向上、組合事業に関する知識の普及を図るための教育と情報の提供
  • 組合員に対する資金の貸付と債務保証
  • 組合員の福利厚生に関する事業
  • 組合員の従業員の最低賃金に関する協定その他組合員の事業に関する協定
  • 労働保険の保険料の徴収等に関する法律第4章の規定による労働保険事務組合としての業務
  • 組合員の火災共済損害保険に関する代理業務
  • 伝統工芸品産業指定に基づく後継者育成
  • 組合員の事業に関する共同施設の設置及び管理
  • 前各号に附帯する事業

令和3年度売上実績

産業機械鋳物 49億円 15,276 t
南部鉄器 11億円 463t
合計 60億円 15,739 t

規模別工場数

総従業員数511名

50名以上 3社
20名以上 4社
6名以上 12社
5名以下 37社
合計 56社